「低学歴でもコンサルに転職できるのか不安」、「実際にどうやって転職すればいいの?」
近年多くの人が憧れる仕事であるコンサルタント。
特にキャリアアップを目指して転職する人が年々増えています。
しかし学歴に対する不安から、その一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
結論として、学歴に関係なくコンサル転職のチャンスはあります。
本記事で詳しく解説します。
僕も27歳の時に完全未経験でコンサルに転職した一人です。具体的な転職方法は以下の記事で解説しています。
参考:27歳未経験でメーカーからコンサルに転職した方法【実体験】
コンサルは低学歴でもなれる?
以下2つのケースについて、コンサルになれるか解説します。
- 新卒の場合
- 転職の場合
新卒の場合
新卒でコンサル会社を受ける場合、実態としてある程度学歴は重視されます。
特に大手コンサル会社の場合、あくまで目安ですが、MARCH以上の大学を卒業していると採用の確率が上がるかと思います。
コンサル業界は優秀な新卒が多く集まるため、学歴で一定のフィルターをかけざるを得ない事情があるのです。
また有名大学の場合、コンサル会社で働いているOB/OGが説明会を開いてくれることもあります。
そのため、有名企業の方がコンサル会社の人事とコミュニケーションを取る機会が多い場合もあるでしょう。
とはいえ、高学歴でないと入れないわけでは決してありません。
高学歴でなくても、学生時代に研究で大きな成果を残していたり、突出したスキルや情熱を持っていればコンサルに受かる可能性は十分にあります。
転職の場合
転職でコンサルを目指す場合、学歴はそこまで重要ではありません。
なぜなら採用側が気にするのは、前職の経歴や保有しているスキルだからです。
具体的な専門性を示せば、学歴に関係なく採用のチャンスがあります。
例えば、マーケティング施策で挙げた具体的な成果や、特定の業界における専門知識など。
他のコンサルが持っていないであろう独自の能力を示すのが大事です。
そうすれば、誰でも平等にコンサルになるチャンスはあります。
低学歴でコンサルに転職する方法
低学歴でコンサルに転職するためには、以下の3点が重要です。
- 前職での実績や専門性をアピール
- コンサルが持っていない経験をアピール
- 資格で能力をアピールする
前職での実績や専門性をアピール
転職の面接では、前職での実績や専門性をアピールすることが有効です。
コンサルは様々な業界の顧客の課題を解決します。
そのため、特定の業界での深い経験や専門知識は大きな武器となります。
例えば、自動車業界で長年の経験がある場合、新しい自動車の開発プロジェクトで貢献できるかもしれません。
なので学歴ではなく、あなた今持っている経験やスキルで評価されるのです。
世間から見たら低学歴だとしても、自信を持って挑戦しましょう。
コンサルが持っていない経験をアピール
コンサル業界では、その人ならではの変わった経験を持っていることは大きな強みです。
特にコンサルが通常経験しない実務の経験者は、コンサル会社にとって貴重な人材です。
独自のバックグラウンドを持つ人は、複雑な問題に対して他の人とは異なる角度から洞察が行えるからです。
例えばベンチャー企業の立ち上げに関わった経験がある人は、新規事業の困難性やスピード感の必要性を語ることができます。
これは新規事業の立ち上げを目指す企業にとって貴重なアドバイスになります。
このように自分ならでは経験がないか、一度振り返ってみましょう。
資格で能力をアピールする
自分の能力を語れる実務経験がない。
そんな人は資格でアピールするのもありです。
資格はあなたのスキルや知識を客観的に示せる手段です。
例えば、IT系であれば情報処理技術者の資格、プロジェクトマネジメントであればPMP(Project Management Professional)など。
これらの資格は、書類選考時に好印象を与えるだけでなく、面接でも話のネタになります。
もちろん資格がすべてではありません。
だだ特定のスキルを有していることを示すのには、有効な手段の1つです。
学歴以外でコンサルに求められる能力
コンサルに転職する際に学歴以外で求められる能力は主に以下の3つです。
- 課題解決力
- プレゼン力・コミュニケーション力
- 顧客ファーストの思考力
課題解決力
コンサルとして働く上で、課題解決力は不可欠なスキルです。
プロジェクトは常に複雑な問題で溢れています。
そのような状況下でいかに素早く解決策を見つけられるかがポイントになります。
コンサルはさまざまな状況で柔軟な対応が求められます。
例えば、ある製品の売上が低下しているとします。
コンサルは原因分析や市場分析を行い、新しい販売戦略を立案します。
その上でこの戦略が机上の空論で終わらないよう、綿密な計画と実行支援まで行う必要があります。
この一連の活動がうまく進んで初めて、顧客の課題が解決するのです。
プレゼン力・コミュニケーション力
プレゼン力とコミュニケーション力は日常的に使う重要な能力です。
これらの能力なくして顧客の信頼を得ることはできません。
どれだけ優れた分析や戦略があっても、それを効果的に伝えられなければ意味がありません。
顧客に対して分かりやすく、的確なプレゼンを行うことでプロジェクトがスムーズに進みます。
またコミュニケーション力が高いと顧客だけでなく、チームとの連携も円滑になります。
特に新規プロジェクトでは社内外の関係性構築が肝になるため、プレゼン力とコミュニケーション力は必須スキルだと言えます。
顧客ファーストの思考力
最後は少しマインド寄りの話ですが、顧客ファーストの思考は最も大事な要素の1つです。
顧客が求めていることを想像し、先回りして行動する。これが顧客ファーストです。
顧客のニーズを正確に把握することで、より的確な提案が行えるようになります。
他のスキルと違い、顧客ファーストは心がけ1つで実行できます。
一方で常に意識し続けることはなかなか難しいので、習慣になるよう意識して行動しましょう。
コンサルの学歴に関するよくある質問
コンサルの学歴についてよく受ける質問にお答えします。
コンサルに学歴フィルターはある?
コンサル職の新卒採用では、学歴フィルターが存在するケースも存在します。特に大手企業では、学歴が1つの基準として用いられることがあります。しかし、学歴フィルターだけが選考基準ではありません。求められるスキルや経験を持っていたり、個性的なバックグラウンドがあれば学歴フィルターを超えてチャンスを掴むこともできます。
コンサルに高学歴が多いのはなぜ?
特に大手のコンサル会社では、高学歴の人が多い傾向があります。学歴は全てではありませんが、論理的思考力などの能力と一定の相関はあります。そのため、結果的に割合としては高学歴の人が多く受かっている傾向があるのです。
外資系コンサルは学歴重視?
外資系コンサルお日系コンサルも採用基準に大きな違いはありません。外資系だから受からないといった先入観を持つ必要はないでしょう。
まとめ:低学歴でもコンサルには転職可能
本記事ではコンサル転職の可能性や、低学歴でも可能な転職方法、学歴以外で求められる能力などについて解説しました。
特に転職の場合、学歴はほとんど関係ありません。
また未経験でも今ある業界は未経験でも転職しやすいので、興味がある人はぜひ転職先の候補の1つにしていただければと思います。
僕が27歳の時に完全未経験でコンサルに転職した時の実体験を以下の記事で公開しています。
参考:コンサルの中途は辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】