「コンサル業界って女性もいるの?」、「女性でも活躍できるのかな?」
コンサルは近年、男女問わず人気を集めている職業の1つです。
ただ女性にとって働きやすいのかなど、あまり実態が知られていないのが実状です。
本記事では女性でもコンサルとしてやっていけるのか、詳しく解説します。
私自身27歳の時にコンサルになって辛いことがたくさんありました。当時のリアルな実態は以下の記事にまとめています。
参考:コンサルの中途は辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】
コンサルは女性にはきつい?
結論、コンサルは女性にとってむしろ働きやすい傾向があります。
主な理由は以下の3点です。
- 男女平等な環境
- 働き方の自由度が高い
- 女性ならではの視点が活きる
男女平等な環境
多くのコンサル会社は、男女平等な環境の整備を進めています。
採用から昇進に至るまで、性別に関係なく能力を重視する文化がすでに根付いているのです。
例えば、大手のコンサルティングファームでは、女性の管理職や役員が年々増えています。
このように、女性の成長機会が確保されており、働きやすい環境が実現されているのです。
働き方の自由度が高い
働き方の自由度は、コンサルの魅力の一つです。
この点は出産や子育てというライフイベントが生じやすい女性にとって大きなメリットと言えます。
コンサル業界では、成果重視の働き方が一般的です。
そのため、勤務時間を自分で調整しやすいのです。
具体的には在宅勤務が可能だったり、自由な時間に働くことができるケースも少なくありません。
そのため、育児の合間に仕事を進めることもでき、家庭との両立もしやすくなります。
このような自由度の高いコンサルの働き方は、女性にとって理想の労働環境だと言えます。
女性ならではの視点が活きる
コンサル業界では、女性ならではの視点が活かされる場面もあります。
具体的には、女性ならではの視点や経験が付加価値になることがあるのです。
例えば、ファッションや化粧品業界の顧客に対してコンサルティングを行う場合、女性の視点が重要になります。
女性消費者の視点や市場のトレンドを把握する能力は、顧客へのアドバイスにおいて大きな強みとなります。
このように、業界やプロジェクトの種類によって、女性が有利に活躍できる場面が多く存在するのです。
女性コンサルがきつい時
女性コンサルは以下のような場面で辛いと感じることがあります。
- 労働時間が長い
- 威厳が求められる
- 女性だから昇進させられる
労働時間が長い
コンサルは労働時間が長い傾向があります。
働き方の自由度が高い一方で、仕事量が多く長時間労働が求められがちです。
これは主に、プロジェクトの締切が厳しいことや顧客の要望に柔軟に対応しなければならないことが原因です。
例えば、重要なプレゼンの前には、資料の作成やレビューの対応が深夜にまで及ぶことも珍しくありません。
また、海外顧客を相手にする場合、時差に合わせた働き方も必要になります。
このようなケースでは、仕事と家庭の両立が難しくなる場合もあります。
ただ実際には、多くの女性コンサルが自分のライフスタイルに合わせて効率的に働き、家庭と仕事をうまく両立させているので、そこは工夫次第でしょう。
威厳が求められる
コンサル業界では、威厳が求められるシーンも多々あります。
具体的には、役員や経営層を相手にプレゼンをするシーンなどが挙げられます。
役員と対話する際は、緊張を見せない姿勢で相手の信頼を得ることも大切です。
例えば、新しい販売戦略をプレゼンする場合、商品データを示しながら、消費者の傾向や市場動向をわかりやすく説明する必要があります。
相手を巻き込むような説明をすることで、説得力を持たせるのです。
時には女性として威厳を発揮することが難しいと感じる場合もいるかもしれません。
ただ、自分の言葉と考えをしっかりと持ち、自信を持って臨むことでそのような点も乗り越えることができます。
女性だから昇進させられる
生々しい話ですが、コンサル業界では「女性だから」という理由で昇進させられるケースも見られます。
理由は、女性幹部の割合を増やすという会社の方針が背景にあります。
会社によってはの多様性の推進の一環として、女性管理職の比率を高める目標が設定されることがあるのです。
その結果、女性社員が昇進する機会は増加しています。
こうした状況になると、「純粋に能力や成果が認められたわけではないんじゃないか?」と不安に感じるかもしれません。
ただ実力がない人にはそのチャンスすら回ってきません。
昇進した後に自らの能力を最大限に発揮し、その地位を確立しましょう。
女性がコンサルに転職する際の注意点
女性がコンサルに転職する際に注意したいのは以下の3点です。
- 労働環境
- 自分のやりたいことができるか
- スキルアップ・キャリアアップできるか
労働環境
労働環境は重要です。
例えば、残業時間や時短制度・育休制度の有無など。
労働時間が長めのコンサル業界だけに、転職前の事前チェックは必須です。
大手コンサル企業の多くは、育休取得を推奨していたり、時短での柔軟な働き方が認められています。
こうした制度をうまく活用することで、家庭と仕事のバランスをとることが可能になります。
コンサルとしての充実したキャリアを歩むためにも必ずチェックしましょう。
自分のやりたいことができるか
コンサルは、様々な業界のプロジェクトに携わることができます。
そのため、自分の関心と合致する仕事ができるか、考えることは重要です。
例えば、環境分野や製造業、ファッション業界などなんでもOKです。
自分が関わりたい業界のプロジェクトがどれくらいあるか、転職前に確認しましょう。
また途中で自分のやりたいことが変わっても、すぐに新たな分野にチャレンジできるのはコンサルの魅力です。
スキルアップ・キャリアアップできるか
スキルアップやキャリアアップができるかどうかは、コンサルとして働き続ける上で非常に重要です。
理由は、コンサル業界が実力主義だからです。
成長が見込めるないと、徐々に周りからの評価も下がってしまいます。
ただ、コンサルの仕事は異なる業界のプロジェクトを経験することができ、多くの学びがあります。
また、社内外のトレーニングプログラムや資格取得支援などが充実しているケースも多いです。
サポートの充実度合いなども確認し、スキルアップやキャリアアップを目指しましょう。
コンサル女性のよくある質問
コンサルを目指す女性からよく受ける質問にお答えします。
- コンサルがきついと言われるのはなぜ?
- 女性コンサルの服装は?
- コンサル女子はモテない?
コンサルがきついと言われるのはなぜ?
コンサルがきついと言われる主な理由は、①幅広い知識とスキルが必要、②高い適応能力が必要、③周りの社員が優秀 の3点です。詳しくは以下の記事で解説しています。
女性コンサルの服装は?
コンサルは顧客と直接対話する機会が多いため、服装も重要です。女性の場合、スーツでもいいですし、セミフォーマルな落ち着いた服装でも大丈夫です。アクセサリーなどは控えめにし、プロフェッショナルな印象を与えられると良いでしょう。
コンサル女子はモテない?
一部の人は「コンサル女子がモテない」といいますが、そんなことはありません。むしろコンサルはコミュニケーション力も高く、人との関係性を築くのが上手な人が多いです。実際に既婚者のコンサル女子も多いので、その点は心配する必要はないでしょう。
まとめ:「コンサルは女性にはきつい」は迷信
本記事では、コンサル業界における女性の働き方の実態や、辛い感じる場面、転職時の注意点などについて解説しました。
コンサルは女性にとっても活躍の幅が広く、チャンスがたくさんあります。
興味が出た人は、ぜひ転職先の候補の1つとして検討いただければと思います。
私自身が27歳の時に完全未経験でコンサルに転職した方法は、以下の記事で解説しています。
参考:27歳未経験でメーカーからコンサルに転職した方法【実体験】