「コンサルと総合商社どちらも魅力的」、「どっちを選べばいいのかな?」
転職でキャリアアップを目指すときに選択肢になるコンサルと総合商社。
どちらも高い能力や経験が求められる業界であり、それぞれに特徴があります。
本記事では、転職を考えている方が迷わず決断できるよう、それぞれの違いや難易度、判断基準などを詳しく解説します。

僕は27歳の時にコンサルに転職しました。当時辛かったリアルな体験談を以下の記事で解説してます↓
参考:コンサルの中途は辛い?使えない?【27歳でコンサルになった僕が解説】


コンサルと総合商社、転職するならどっち?【難易度は?】


コンサルと総合商社は、どちらも高収入でチャレンジングな仕事です。
どっちの方が良いかは一概には言えません。
ただ悩んでいる人の参考になる判断基準について解説します。
- コンサルと総合商社の違い
- 転職の難易度
- 選ぶ基準
コンサルと総合商社の違い
コンサルと総合商社では、業務内容が大きく異なります。
- コンサル:企業の課題解決のアドバイス行う
- 総合商社:事業投資や貿易などを自ら行う
例えば、コンサルは経営の立て直しや新規事業の立案など、企業のためになるアドバイスを行います。
一方で商社は、資源開発や食品などあらゆる分野に投資し、自らグローバルに事業を展開します。
そのため、自分自身で事業を行いたい人は商社の方が向いていると言えます。
一方でコンサルはさまざまな企業に携われるため、知的好奇心が満たされるというメリットがあります。
自分が目指すキャリアを踏まえて、どっちが合うかを考えてみてください。
転職の難易度
転職の難易度はどちらも大きく変わりません。
人気企業であれば、コンサル・商社ともに難易度は高いです。
一方で面接の傾向には少し違いがあります。
例えば、コンサルの場合は「ケース面接」が行われる場合があります。
ケース面接とは、仮想の課題が設定され、面接の場でその課題を解決する提案を行うというものです。
一方、商社では語学力や海外経験に関する質問も多いです。
どちらも厳選された人材が集まる業界なので、面接の準備はしっかり行いましょう。
選ぶ基準
コンサルと総合商社のどちらかを選ぶ基準としては、以下が挙げられます。
- 年収
- やりがい
- 労働環境
年収はどちらも高い傾向がありますが、上がり方に違いがあります。
詳しくは「コンサルと総合商社、どっちが年収が高い?」をご覧ください。
またそれぞれのやりがいにも異なります。
色んな業界のプロジェクトに関わって短期間で成長したければコンサル、海外事業にも広く関わりたければ商社など、異なる魅力があります。
最後に労働環境については、会社ごとにも異なるため、転職前にしっかり調べるようにしましょう。
コンサルと総合商社、どっちが年収が高い?


コンサルと総合商社の年収差を考える際、注目すべきポイントは以下の3点です。
- 平均年収の違い
- コンサルの給与体系
- 総合商社の給与体系
平均年収の違い
以下は業界別の平均年収ランキングです。


商社は堂々の第1位。
コンサルは4位にランクインしています。
どちらも30歳前後で年収1000万円に達することも珍しくありません。
また、商社の方が平均年収は高いですが、一部の外資系コンサルは年収数千万円クラスまでもらえる可能性があります。
年収面に関しては、どちらも魅力的な業界だと言えます。
コンサルの給与体系
コンサルの給与は裁量労働制が中心です。
残業代は付かないケースも多いですが、高いパフォーマンスを出せば、昇給やボーナスがアップします。
例えば、大きなプロジェクトを受注して成功させると、インセンティブが大幅に加算される場合があります。
自分の成果がダイレクトに評価されるのは、やりがいにもなります。
「裁量労働制は自己管理が大変」という声もあります。
ただ、プロジェクトごとに進め方を調整しやすいので、メリハリをつけて働きやすいと感じる人が多いです。
総合商社の給与体系
総合商社の年収は高いです。
特に大手の総合商社になると、平均年収が1500万円を超えます。
豊富な手当があり、業績連動型のボーナスも大きいです。
また海外駐在をすると住居手当や特別報酬が付き、給料がさらに上乗せされます。
そのため、海外駐在中に多くの貯蓄をする人も少なくありません。
コンサルと総合商社、働き方の違い


コンサルと総合商社の働き方の違いとして以下が挙げられます。
- 求められるスキル
- 労働環境や忙しさ
- セカンドキャリア
求められるスキル
コンサルと総合商社で求められるスキルは異なります。
- コンサル:データ分析力、プレゼン力、資料作成力 等
- 総合商社:交渉力、コミュニケーション力 等
一方で、両者に共通する必要スキルもあります。
例えば、課題解決力やプロジェクトマネジメント力などはどちらの職業でも必要です。
どちらも難しい課題を解決へと導きます。
それがゆえに給料も高いのです。
労働環境や忙しさ
コンサルと総合商社は、どちらも忙しい傾向があります。
ただし、忙しさの質は若干異なります。
コンサルは、短納期のプロジェクトが多く、納期前などは残業をしたり、休日に働くことも少なくありません。
総合商社は、海外出張や取引先との予定調整が多く、時差などの関係で遅い時間に働くことがあります。
どちらもハードワークではありますが、それがゆえにチームで助け合う文化もあります。
忙しい中でも、チームで協力してチャレンジできる人に向いている職業といえます。
セカンドキャリア
コンサルと総合商社は、どちらもその後のキャリアが幅広いです。
なぜなら、どちらの職業も多様な人脈や実績を築けるからです。
例えば、コンサルで得た論理的思考力を生かし、事業会社の企画部に転職する人もいます。
商社出身の人は起業する人も多いです。
事業投資を行ったり、自ら経営に関わる機会もあるため、その経験を活かして自分の事業を立ち上げるのです。
コンサルも総合商社も転職市場では引っ張りだこなので、セカンドキャリアも歩みやすいでしょう。
コンサルと総合商社のどっちがいいかに関するよくある質問
よくある質問にお答えします。
商社からコンサルに転職する理由は?
より幅広い業界を経験したいという理由でコンサルに転職する人がいます。コンサルは複数のプロジェクトを掛け持ちするのが一般的であり、またプロジェクトによって業界は様々です。そのような幅広い経験を求めて転職する人は少なくありません。
コンサルは転職しやすい?
コンサルはしばしば転職しやすいと言われます。理由としては、①求められるのが汎用スキルであること、②前職の経験を活かしやすいこと、③需要の高まりによる人材不足、などが挙げられます。
コンサルと総合商社の両方受かったらどっちにいく?
両方とも人気の業界のため、自分との相性で決めるのが良いでしょう。スピード感や専門性を重視するならコンサル、海外事業に関わりたいなら商社といった考え方もできるかと思います。
まとめ:コンサルと総合商社どっちも転職はアリ


本記事では、コンサルと総合商社の転職難易度や年収、働き方の違いなどについて解説しました。
どちらも魅力的な業界ですが、向き不向きがあります。
自分の適性やキャリア目標に合わせて、じっくりと検討してみましょう。
興味が湧いた方は、ぜひ転職の選択肢としていただければと思います。



僕自身は27歳の時に完全未経験でコンサルに転職しました。当時使ってた転職テクニックは以下の記事で紹介してます↓
参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

