「30代未経験でコンサルになれる?」、「35歳とか37歳だと手遅れかな…」
コンサルは、高収入かつスキルアップが可能な人気の職業です。
ただ、30代未経験での転職が本当に可能なのか。
不安に思う人も多いと思います。
もちろんハードルはゼロではありませんが、転職は十分に可能です。
本記事では、30代未経験からコンサル転職を成功させるポイントや注意点を解説します。
僕は少し若い27歳の時に完全未経験でコンサルに転職しました。転職できた秘訣は以下の記事で解説しています↓
参考:27歳未経験でメーカーからコンサルに転職した方法【実体験】
コンサル転職は30代未経験でもいける?
30代未経験でのコンサル転職が可能な理由は以下の3点です。
他業界の経験が活かせる
コンサルは他業界の経験が活かしやすい職業です。
理由は、あらゆる業界が顧客になりうるからです。
例えば、製薬業界出身であれば「医薬品関連のプロジェクト」で知識を生かせます。
またIT企業の出身者であれば「DX戦略やシステム導入支援のプロジェクト」で力を発揮できるでしょう。
このようにどの業界の経験でも、顧客の課題解決に活かせる可能性があります。
そのため、他業界で30代までに培った豊富な経験を持つ人材は貴重なのです。
求められるのは汎用スキル
コンサルに最も求められるの能力は「汎用スキル」です。
汎用スキルとは、コミュニケーション力や資料作成力など、どの職業でも求められる一般的なスキルを指します。
例えば、課題解決力もその1つです。
コンサルの仕事は、顧客が抱える問題を解決することです。
そのため、的確に問題の本質を見抜き、解決策を導き出す力が求められます。
他にはコミュニケーション力も重要です。
顧客やチームメンバーとのやり取りが日常業務の多くを占めからです。
これらのような汎用スキルがあれば、多くのコンサル会社で即戦力とみなされます。
すなわち、コンサルとは非常に間口が広い、誰でも転職のチャンスがある職業なのです。
コンサル会社は人手不足
コンサル業界は現在、人手不足の状況が続いています。
そのため、どの企業も中途採用が活発で、未経験でも受かりやすい環境になっています。
コンサル会社はプロジェクトベースで動いており、案件ごとに多くのメンバーが必要になります。
加えて、昨今ではDXブームもあり、多くの企業がコンサル活用を進めています。
そのため、コンサル会社は常に人手不足となっているのです。
結果として、30代の未経験者でも十分に受かる可能性があるため、今はコンサル転職に最適なタイミングと言えます。
30代未経験者のコンサル転職方法【35歳や37歳でも可】
30代のコンサル未経験者が転職を成功させるためのポイントは以下です。
- 専門知識をアピール
- 経験をアピール
- 自分に合ったコンサル会社を見つける
専門知識をアピール
専門知識をアピールするのは重要です。
30代で転職する場合は、他の人と違った強みを示す必要があるからです。
例えば、生産現場の改善経験を持つ場合は、業務フローの効率化やコスト削減の提案ができるとアピールできます。
またマーケティングの実績があれば、データに基づいた戦略設計や市場分析が可能だとアピールできるでしょう。
このようにプロジェクトで活用可能な専門知識をアピールすることで、他の人と差別化が行えます。
ぜひ一度、前職で培ったスキルを整理してみましょう!
経験をアピール
30代での転職であれば、それまでの経験を活かすのが大事です。
例えば、プロジェクトマネジメントや新規事業立ち上げなどの経験があれば強い武器になります。
これらの経験はコンサル業界でも活かせる場面が多いからです。
例えば、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトをリードした経験があれば、進捗管理や顧客との調整能力をアピールできます。
同じように、新規事業の立ち上げの経験があれば、顧客企業の事業立案に貢献できるとみなされます。
このように自分の経験をどのようにコンサル業務で活かせるかを考えることが、転職成功への大きな一歩となります。
自分に合ったコンサル会社を見つける
コンサル会社といっても、実際には多種多様です。
なので、自分に合ったコンサル会社を見つけることが肝となります。
例えば、戦略系コンサルは顧客企業の経営戦略立案に特化しており、成果重視の文化が根付いている場合があります。
また、外資系コンサルは高報酬が魅力ですが、ハードワークを求められることが多いです。
自分に合った会社を見つける有効な方法は「コンサル特化の転職エージェント」を使うことです。
dodaなどとは異なり、コンサル会社と強いコネクションを持っているため、あなたに合った優良コンサル会社を紹介してもらえます。
僕がコンサル特化転職エージェント「MyVision
参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?
30代未経験でコンサル転職するときつい?
30代未経験で転職した人が、特に辛いのが以下の3点です。
- コンサルの動きの習得
- プロジェクトマネージャーを任せられる
- 勤務時間が長い
コンサルの動きの習得
コンサルの現場では、主体的に動くことが求められます。
指示を待つのではなく、プロジェクトチームや顧客のために何ができるか。
自ら考える姿勢が重要です。
他の業界以上に主体性が求められるため、転職後に苦労する人も少なくありません。
チームの誰も着手していない仕事があったら、率先して拾いに行く。
このような「チームや顧客に貢献する」という高い意識を持つことが必要な職業です。
プロジェクトマネージャーを任せられる
30代でコンサルに転職した場合、早々にプロジェクトマネージャーを任される可能性があります。
新卒と違い、30代の場合は即戦力として期待されて採用されるケースが多いからです。
プロジェクトマネージャーは、チームをまとめる重要なポジションです。
「なぜ私がいきなりこんな責任を?」とプレッシャーに感じることもあるかもしれません。
ただプレッシャーがある分、スキルの習得や経験を蓄積するスピードが早まり、長期的に大きな成長へと繋がります。
勤務時間が長い
コンサル業界は、勤務時間が長い傾向があります。
理由は、顧客の急な依頼やプロジェクトのトラブルに柔軟に対応する必要があるためです。
特にプロジェクトの納期が差し迫っている時期は、深夜まで作業したり、週末の時間を使うことも珍しくありません。
そのため、毎日17時に上がりたい人には向いていません。
忙しい中でもやりがいを見出せる人に向いている職業と言えます。
参考:コンサルは残業時間が多い?【リアルな残業時間や残業代の有無】
僕が完全未経験でコンサルに転職した時に辛かった点は、以下の記事で解説しています↓
参考:コンサルの中途は辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】
未経験30代のコンサル転職に関するよくある質問
よくある質問にお答えします。
コンサルの中途は使えない?
中途でも活躍するコンサルはたくさんいます。一方で、①指示待ち人間、②コミュニケーションを避ける人、③ゴールから逆算思考ができない人、などは転職後に苦労する傾向があります。
コンサル転職は何歳までできる?
コンサルは何歳でも転職できます。ただし年齢に応じて転職後の役割が変わったり、転職時に取るべき戦略が変わったりする点は注意が必要です。
コンサル転職は年収が上がる?
コンサルに転職すると年収が上がる人が多いです。僕の場合もそうでしたが、150万円くらい上がる人もいるのであらかじめ転職先の年収を調べておきましょう。
まとめ:35歳や37歳の未経験者でもコンサルに転職できる
本記事では、30代の人がコンサルに転職できる可能性や成功するための戦略、気を付けるべき点について解説しました。
コンサルには向き不向きもありますが、間口が広く、30代でも転職のチャンスがあります。
興味が出た人は、ぜひ転職先の候補の1つとして検討いただければと思います。