「コンサルに転職したいけど、年齢が心配」、「もう遅いかもしれない…」
コンサルに興味はあるものの、年齢を気にする人は少なくありません。
結論、年齢を重ねてもコンサルに転職はできます。
むしろ、それまでの経験を生かして他の人には真似できないキャリアを築くことも可能です。
本記事では、年齢別の転職戦略やコンサル転職におけるポイントについて、具体的に解説していきます。
27歳の時に業界未経験でコンサルに転職した方法については、以下の記事で解説しています!
参考:27歳未経験でメーカーからコンサルに転職した方法【実体験】
コンサルへの転職は何歳まで?
コンサルへの転職に年齢制限はありません。
一方で、年齢を踏まえた転職活動も重要です。
詳しく解説します。
年齢制限はないが役割が変わる
コンサルへの転職は何歳でも可能です。
事実、40代以上でも毎年多くの人がコンサル業界に転職しています。
しかし、年齢が上がるにつれて求められる役割が変わってくるのもまた事実。
年齢を重ねたことによる経験や専門性は、コンサルタントとしての価値に大きく影響します。
例えば、20代前半であれば柔軟な思考で、果敢に新しいプロジェクトにチャレンジすることが期待されます。
一方で40代以上になると、特定の業界・分野で蓄積された経験や人脈が価値として捉えられます。
したがって、「年齢が高い=コンサル業界への転職が難しい」という考えは正しくありません。
実際にさまざまな経験やスキルを持つベテラン社員が転職し、シニアコンサルタントとして活躍しているケースも少なくありません。
このように、年齢に応じて変化する役割や期待を理解し、自身の強みをアピールすることがコンサルへの転職を成功させる鍵となります。
最も転職しやすい年齢
何歳でも転職は可能ですが、転職しやすい年齢はあります。
それは20代です。
新卒であれば、未経験であっても柔軟性があるため、業界特有のスキルや知識を身に付けやすいと捉えられます。
年齢が若いと経験不足と捉えられるのではないかという意見もあります。
ただ多くの場合、そうではありません。
コンサル業界では、新鮮な視点や新たなアイデアを歓迎する風潮があり、若さが強みとなるケースは少なくありません。
コンサルとしてのキャリアを目指す人にとって、20代のうちにその第一歩を踏み出すことは、非常に有効な選択だと言えるでしょう。
年齢に応じた転職戦略の重要性
転職時には、年齢を踏まえた戦略を持って転職活動を進める必要があります。
この考え方が転職成功のカギになります。
例えば未経験での転職であっても、アピールできるポイントは存在します。
例えば、若手の場合は学びの速さや柔軟性、中堅であれば専門性とプロジェクトマネジメント経験、シニアであれば深い業界経験と人脈などです。
年齢を理由に不安を感じる人もいますが、自身の長所を適切にアピールすることが大切です。
次の章で転職時の具体的な戦略について解説します。
年齢別のコンサル転職戦略
年齢に応じたコンサル業界への転職戦略について解説します。
- 20代:柔軟性と吸収力
- 30代:専門性とプロジェクト経験
- 40代以上:業界知見と人脈
20代:柔軟性と吸収力
20代でコンサルへの転職を目指すのは最適な選択です。
この年代であれば、ゼロからでも幅広い知識とスキルを習得することができます。
なので、転職時も仕事への柔軟性と吸収力の高さをアピールしましょう。
前職でどのように未知のプロジェクトに順応し、問題を乗り越えたか。
またスキルがない状態から成し遂げた実績などをアピールするのも良いでしょう。
転職後も実力次第で急速にキャリアを築けますし、さまざまな顧客やプロジェクトを経験することで、市場価値を高めることができます。
20代であれば大手コンサルへの転職も可能。そのような方にはコンサル特化の転職エージェントMyVision
30代:専門性とプロジェクト経験
30代で転職する場合は、これまでに培った専門性とプロジェクト経験をアピールしましょう。
コンサル業界では、理論的な知識だけでなく、実際の業務経験に基づく分析力や解決策の提案が求められます。
これまでの経験を通じて、特定領域で問題解決に取り組んだエピソードは大きなアピールとなります。
例えば、マーケティング分野で働いていた人であれば、顧客の行動分析や市略の立案など、具体的なスキルを持っているでしょう。
そしてこれらのスキルはコンサル業務でも生かすことができます。
30代は遅すぎるとの意見もありますが、そんなことはありません。
30代の転職者は、若手と比べて即戦力になる場合が多く、多くの企業はそのような経験豊富な人材を求めています。
参考:コンサル転職は30代未経験でもいける?【35歳や37歳の転職方法】
40代以上:業界知見と人脈
40代以上の人は、シニアコンサルタントのポジションを狙うことができます。
長年積み重ねてきた業界知見や人脈、リーダーシップが強みとなります。
例えば、特定分野の専門性を活かして業界特有の課題解決や戦略策定に関与することが可能です。
また後進の育成においても、その豊富な経験を生かした指導が期待されます。
企業によっては前職の人脈(コネクション)を期待される場合もあるため、そのような人のつながりがあるとさらに有利に進む場合があります。
コンサル転職の選考対策
転職の選考のステップを理解し、しっかりと対策を行うことが重要です。
具体的には、以下の3つの対策が必要です。
- 企業選び
- 書類選考
- 面接
企業選び
コンサル業界への転職を目指す場合、企業選びが非常に重要です。
というのも、同じコンサルティング業界でも、企業の文化、専門分野、働き方が大きく異なっているからです。
戦略コンサルティングに強い企業、ITコンサルティングを得意とする企業など、企業の特徴は様々です。
企業を選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 文化・働き方:価値観や働き方が合っているか
- 専門分野:自身の関心やスキルと合致しているか
- 成長機会:研修制度や実務経験など、成長の機会があるか
例えば外資系コンサルでいうと、戦略コンサルであればマッキンゼー&カンパニーやボストンコンサルティング、ITコンサルであればアクセンチュアやデロイトなどが挙げられます。
それぞれ社風や専門性が全く異なります。
本当に自分に合った企業はどこなのか、OB訪問なども含め、事前にしっかり調べましょう。
書類選考
書類選考は、転職活動の第一関門です。
あなたの経験やスキルがどれだけコンサルに適しているか、的確に表現することが重要です。
具体的には、履歴書や職務経歴書に自分の強みや過去の実績をアピールします。
例えば、過去の担当プロジェクトでの成功例を数値的な実績で示せると効果的です。
また、コンサルに必要とされる論理的思考力や問題解決力を、具体的なエピソードを交えて記載すると良いでしょう。
いくら素晴らしい経歴や能力を持っていても、適切に伝えられなければ評価されません。
また、コンサル業界や応募企業に興味を持った理由、そしてその企業でどのような貢献ができるのか、できるだけ具体的にアピールするようにしましょう
面接
面接では、これまでの経験やスキルだけではなく、コンサルタントとしてのポテンシャルも評価されます。
コンサルは、顧客の多様な課題解決を行います。
そのため専門知識だけでなく、論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション力など様々な能力が求められます。
面接でもこれら能力を審査されるのです。
例えば、「過去に直面した困難な状況をどのように解決しましたか」という質問をされたとします。
そのような場合も、これまでに経験した具体的なプロジェクトを紹介しながら、解決のプロセスと結果を具体的に説明することが重要です。
また、コンサル業務への強い興味や熱意があることもしっかり伝えましょう。
コンサルへの転職に関するよくある質問
コンサルへの転職に関するよくある質問にお答えします。
コンサルは未経験でも転職は可能?
未経験からコンサルへ転職することは可能です。
コンサル会社は多様人材を求めています。異なる業界や職種における知見が、価値の高い解決策を生み出す原動力になるからです。そのため、過去の経験を適切にアピールできれば十分に転職は可能です。
転職回数が多いと不利?
転職回数が多いことが必ずしも不利になるわけではありません。
転職を通じて多様な経験を積んだり、幅広いスキルを身につけたりしている裏返しでもあるからです。ただし、短期間で頻繁に転職をしている場合は、その理由を問われることがあります。重要なのは、転職の動機や経験をポジティブにアピールすることです。
例えば、新しいスキルを習得するため、またはキャリアアップを目指しての転職であったことを明確に説明しましょう。このように転職を成長の機会として捉え、前向きな姿勢を示すことが大切です。
コンサルは転職後も大変?
転職後のコンサルの仕事は簡単ではありません。
顧客からの高い期待、複雑なプロジェクトへの参画、顧客との折衝などさまざまな課題が生じます。
こうした課題に直面する一方で、成長する機会も豊富にあります。また優秀な人材が集まるため、貴重な人間関係を構築することもできます。大変だと感じることもあるかもしれませんが、あなた自身の能力を高め、キャリアを豊かにする貴重な機会でもあります。
まとめ:コンサル転職は何歳までか、気にしないでOK
本記事では、コンサル転職における年齢に応じた戦略や転職方法について解説しました。
コンサルという職業は、何歳でもチャレンジできます。
自身のキャリアを考え、ぜひ転職先の選択肢の1つにしていただければと思います。
僕がコンサルに転職した際のリアルな実体験については、以下の記事で解説しています!
参考:中途でコンサルは辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】