「コンサルっていつ辞めるのがいいんだろ?」、「半年や1年だとキャリアに響くかな…」
高給で華やかなイメージがあるコンサル業界。
ただ実際には激務やプレッシャーもあり、転職する人も少なくありません。
そんな時に悩むのが、辞めるタイミングです。
本記事では、半年、1年、2年といったタイミングごとに、辞めるメリットやデメリットを詳しく解説します。
僕自身27歳の時にコンサルへの転職を経験しています。コンサル転職の具体的な実践テクニックを以下の記事で紹介しています。
参考:27歳未経験でメーカーからコンサルに転職した方法【実体験】
コンサルを辞めるタイミングは?(半年/1年/2年)
コンサルを辞めるタイミングについて、代表的な以下の3つのケースを解説します。
- 半年で辞める場合
- 1年で辞める場合
- 2年で辞める場合
半年で辞める場合
半年でコンサルを辞める場合、明確なメリットとデメリットがあります。
短期間で辞めるメリットは、早い段階でキャリアを軌道修正できる点です。
プロジェクトの性質や働き方が自分に合わないのであれば、すぐに辞めることで、消耗を最小限に抑えられます。
デメリットは、「すぐ辞めた人」というレッテルが貼られてしまう点です。
半年という期間は長いとは言えず、忍耐力がないと見られる可能性があります。
転職の際も少なからず、悪い影響が出るかもしれません。
なので「なぜ半年で辞めたのか?」説得力のある説明が必要となります。
理由さえ明確であれば、良い企業にも十分に転職できる可能性があります。
1年で辞める場合
「1年耐えたけどやっぱり無理!」、と辞める人は結構います。
1年は非常に微妙な期間です。
会社の働き方は分かってきたけど、十分なスキルや経験が身についたとは言いにくい期間です。
理想は、1つでもいいので代表作と言えるプロジェクトを経験してから辞めることです。
そうすれば転職時もしっかりアピールできて、その後のキャリアを築きやすいです。
コンサル業界は人の入れ替わりが激しいので、1年は短すぎるというわけでもありません。
最低限の経験を積み、転職理由を整理しておくことでより良いキャリアにつながります。
2年で辞める場合
2年で辞めるのは、コンサル業界では珍しくありません。
むしろ優秀な人が他の経験を積むために、あえて2年くらいで転職することもあります。
期間としては短すぎず長すぎず、ちょうど良いタイミングと言えるでしょう。
2年あれば、一定のスキルや経験を積むことができます。
またプロジェクトの立ち上げから完了までを複数回経験することもできるでしょう。
転職市場でも、2年というキャリアは「即戦力」として評価される傾向がありです。
自信を持って次のキャリアへと進める勤務期間といえます。
コンサルを半年/1年/2年で辞める時のポイント
コンサルを辞める際に押さえておきたいポイントは以下の3つです。
- 転職先を決めておく
- 辞める理由を明確にする
- 円満に辞める工夫
転職先を決めておく
1番大事なのが、辞める前に転職先を決めておくことです。
特に半年や1年で辞める場合、転職時に悪影響が出る可能性もあります。
なので先に転職を決めて、退職のリスクを減らすことをおすすめします。
転職後のキャリアとしては、例えば以下が挙げられます。
- 他のコンサル会社への転職
- 事業会社への転職
- 独立(フリーランス、起業 等)
最も多いのが、他のコンサル会社への転職です。
コンサル会社によって働き方やプロジェクトの性質も異なるので、転職後に大きく活躍する人もいます。
コンサル会社に転職する場合は、必ずコンサル特化の転職エージェントを使いましょう。
大手コンサル会社と強いコネクションがあるため、隠れた有料求人を紹介してもらえます。
僕も気になってコンサル特化の「MyVision
参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?
辞める理由を明確にする
半年/1年/2年など、比較的短期間で辞める場合は、退職理由を明確にする必要があります。
そうすることで、転職先からもマイナスの評価を受けずに済むからです。
決して嘘をつく必要はありませんが、以下のようなポジティブ、もしくは明確な退職理由があると良いでしょう。
- 特定分野の知識を深めたいから
- 今と異なる環境で経験を積みたいから
- 家庭の事情(親の介護、子供の世話 等)
物事にはいろんな側面があります。
自分の思いには素直になりつつ、ポジティブな形で説明できないか考えてみましょう。
引き留めに応じない
コンサルに限らずですが、退職時は引き留めに応じないことが重要です。
一度退職を決意したなら、強い意志で貫き通しましょう。
会社側からは、「給料を見直す」、「役職を上げる」といった甘い言葉をかけられるかもしれません。
一見すると魅力的ですが、引き留めに応じても、辞めたい理由が解消されるケースはほとんどありません。
退職を決断したのは、自分のためのはずです。
引き留めに流されず、自分の道を選ぶことが後悔のない選択につながります。
コンサルを辞める人のキャリア
コンサルを辞める人の主なキャリアとして、以下が挙げられます。
- 他のコンサル会社への転職
- 事業会社への転職
- 独立(フリーランス、起業 等)
他のコンサル会社への転職
他のコンサル会社への転職は、最も王道です。
多くの場合、コンサル会社を変えるだけで給料が上がります。
中にはそれ目的で転職を繰り返す人もいて、通常「ジョブホッパー」とも呼ばれます。
最近では、コンサル特化の転職エージェントも増えているので、うまく活用するとスムーズに転職できます。
定番は以下になるのでチラ見してみてください。
事業会社への転職
事業会社への転職もよくあるキャリアパスの1つです。
コンサルでの経験を生かしつつ、より安定した環境で働けるというメリットがあります。
コンサルで培うスキルは、事業会社でも非常に高く評価されます。
問題解決力、データ分析力、プレゼンテーション力などなど。
どれも業界や職種を問わず重要視されるスキルです。
具体的には、企画部で新事業を作ったり、経営戦略に携わる人も多いです。
コンサルと違う働き方をしたい人には、おすすめのキャリアです。
独立(フリーランス、起業 等)
新たなチャレンジをしたい人は、独立もアリです。
フリーランスとして活動したり、会社を立ち上げることで、働き方の自由度が増します。
またコンサルとして培った、分析力や立案力などがそのまま活かせるのが強みです。
収入も青天井になるため、年収2000万超えなども狙えるようになります。
もちろん「独立はリスクが高い」と考える人もいるかかと思います。
ただコンサル出身者であれば、何かあったときも転職はしやすいので、むしろ経歴に箔がつくくらいに考えても良いかもしれません。
コンサルを半年/1年/2年で辞める人のよくある質問
コンサルを辞めたい人のよくある質問にお答えします。
コンサルは何年で辞める人が多い?
コンサルを辞めるタイミングは人それぞれですが、転職を決断する人は、1~3年目に辞めるケースが多いです。ある程度のスキルと経験を積んだタイミングで辞めることで、次のキャリアを築きやすくなるためだと考えられます。
コンサルの辞めどきは?
以下のいずれかに当てはまったら辞めどきの可能性があります。
①他にチャレンジしたいことがある、②これ以上学べることがない、③メンタルの不調
コンサルは落ちこぼれるとどうなる?
コンサル会社で落ちこぼれると、①仕事を任せられなくなる、②ボーナスが減る、③自ら転職を選ぶ のいずれかになる可能性があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ:コンサルは半年/1年/2年 いつ辞めてもOK
本記事では、コンサルを辞めるタイミングや、それぞれの期間に応じたメリット・デメリット、辞める際のポイント、などについて解説しました。
コンサルを経験すると、その後のキャリアには様々な選択肢があります。
ぜひ自分の目標や働き方に合った、次のステップを検討してみましょう。
僕はコンサル転職で悩んだこともあります。27歳で転職した際のリアルを以下の記事で公開しています↓
参考:コンサルの中途は辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】