「コンサルって給料は高いけど激務なの?」、「有給や長期休暇は取れる?」
高収入やキャリアアップのチャンスがあるコンサル業界。
近年、転職者も急増しています。
一方で、激務なイメージもあるコンサル。
実際のところ休みは取れるのか?やはりブラックなのか?
本記事では、有給や長期休暇のリアルな実態と、休みを確保する方法について詳しく解説します。

僕自身27歳でコンサルに転職した当初は辛いこともありました。当時のリアルな体験談を以下の記事で解説しています↓
参考:コンサルの未経験中途はきつい?辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】


コンサルは休みが取れない?有給や長期休暇は?


コンサルの休みの実態について、以下解説します。
- コンサル業界の休暇制度
- 休みが取れるかはプロジェクト次第
- 長期休暇を取れる場合も
コンサル業界の休暇制度
コンサル会社では多くの場合、休暇制度はきちんと整備されています。
というのも、コンサル業界は人が資本。
良い人材を取るために、そのあたりの整備は充実しているのです。
例えば、多くのコンサル会社では年に20日間程度の有給休暇が与えられます。
またそれ以外にも学習目的の休暇など、他の制度が整備されている場合もあります。
そのため、制度的に休みが取れないということはまず無いでしょう。
休みが取れるかはプロジェクト次第
コンサルの休暇取得状況は、抱えているプロジェクトによって大きく変わります。
なぜなら、コンサルはプロジェクトごとに納期や繁忙度合いがまったく違うからです。
プロジェクトの終盤などの繁忙期に休みを取るのは難しいですが、比較的落ち着いているフェーズなら有給取得のハードルも下がります。
また複数プロジェクトを抱えてるのか、1つのプロジェクトに専従しているのかによっても大きく変わるので要注意です。
入ろうとしているコンサル会社の特徴を事前に調べるようにしましょう。
長期休暇を取れる場合も
意外かもしれませんが、コンサルによっては自分のタイミングで長期休暇をがっつり取る人もいます。
特に外資系コンサルなど、1つのプロジェクトに専従で働く会社で多く見られます。
例えば、担当プロジェクトが完了した後、次のプロジェクトが始まるまで1カ月ほど休む人も少なくありません。
このようなプロジェクトがない期間を「アベイラブル」とも呼びます。
このようにコンサルだからといって、一概に忙しくて休めないとは限らないのです。
参考:コンサルの「アベイラブル」の実態【年収は下がる?クビになる?暇?】
コンサルが有給や長期休暇を取る方法


コンサルが有給や長期休暇を取るために重要なポイントは以下です。
- プロジェクトの繁忙期を避ける
- 周囲とコミュニケーションを取る
- 自分のタスクをコントロールする
プロジェクトの繁忙期を避ける
プロジェクトの繁忙期さえ避ければ、有給や長期休暇は取れます。
コンサルの仕事は、年間を通じて等しく忙しいわけではありません。
例えば、納期前や最終報告のプレゼン資料の仕上げを行う時期は忙しい。
逆に、プロジェクトの提案直後やひと区切りついた後などは、比較的休みやすいです。
プロジェクトのスケジュールをしっかり把握し、計画的に繁忙期を避ければ、休みが取れるのがコンサルの実態です。
周囲とコミュニケーションを取る
スムーズに休暇を取るには、早めに周囲へ伝えて調整することが重要です。
コンサルはプロジェクトチーム単位で働きます。
そのため、休む直前に伝えると、周囲への迷惑が大きくなります。
例えば、私の場合は2週間前くらいには休暇予定を伝えます。
その上で、チームメンバーと一緒に仕事量や締め切りを調整していきます。
このように早めに伝えれば、周囲も協力的にサポートしてくれます。
「忙しいから無理」と諦めず、積極的にコミュニケーションを取ることで希望通りに休暇を取りやすくなります。。
自分のタスクをコントロールする
自分のタスクをコントロールできるようになると、休暇が取りやすくなります。
なぜなら、計画的に仕事を進めることで、急な対応に振り回されにくくなるからです。
例えば、自分の担当タスクを前倒しで進めたり、自分がいなくても業務が回るように関係者と調整したりすることで休暇が取りやすい環境を作れます。
「コンサルは顧客に振り回されるから、調整は難しいのでは?」という疑問もあるかもしれません。
でも実際は、そんな中でもうまく休みを取っている人は多くいます。
主体的に仕事をコントロールすることで、長期休暇の取得やワークライフバランスの確保が可能になるのです。
コンサルとして働く魅力


コンサルとして働く魅力は以下の3点です。
- 高収入とキャリアアップ
- 成長できる
- チームで取り組む達成感
高収入とキャリアアップ
コンサル業界は他業界と比べて、給与水準が高いです。
30歳を過ぎると、年収1000万円超えが普通に見えてくる世界です。
僕自身もメーカーからコンサルに転職して、年収が約150万円アップしました。
またコンサルとして働くと収入だけでなく、キャリア面でも価値が上がります。
企業はコンサル出身者の優秀さを知っています。
そのため、市場価値が高く、転職でも有利になります。
このように収入アップとキャリアアップを望むなら、コンサル業界はおすすめです。
成長できる
コンサルで働くと、成長が加速します。
理由は様々なプロジェクトを通じて、短期間で幅広い経験を積めるからです。
コンサルのプロジェクトは実に多様です。
例えば、企業の戦略立案や新規事業の立ち上げ、IT導入支援など、テーマは多岐に渡ります。
また顧客企業の業界も、金融、製造、小売、ITなど様々です。
このようにプロジェクトを通じて様々な経験を積んでいるうちに、どんどん成長できるのがコンサルの魅力です。
チームで取り組む達成感
コンサルの仕事の面白さの1つが、チームでやり遂げる達成感です。
例えば、企業の経営課題の解決に取り組むプロジェクトがあったとします。
このとき、プロジェクトを成功させるため、様々なスキルやバックグラウンドを持ったメンバーが集まります。
戦略を描く人、それをデータで検証する人、お客さまへのプレゼン資料を作る人など、それぞれの役割を分担して進めます。
特には意見が合わず苦労する場面もあるでしょう。
ただその分、議論を重ねてチームで課題を解決できた時の喜びは計り知れません。
このようにチームで目標を達成する充実感を味わえるのは、コンサルの醍醐味と言えます。
コンサルの休み(長期休暇・有給)に関するよくある質問
コンサル業界の休みに関するよくある質問にお答えします。
コンサルは激務?
コンサルは他の業界と比べて忙しく、残業時間が多い傾向があります。忙しい主な理由としては、①高い成果が求められる、②打合せや情報収集活動が多い、③資料作成に時間を要する、といった点が挙げられます。
何年で辞める人が多い?
コンサルは長く続ける人もいますが、短い人で3年以内くらいに辞めるケースがあります。それぞれの期間で辞める人の原因は以下の記事をご覧ください。
アベイラブルって何?
アベイラブルとは、コンサルタントがプロジェクトにアサインされていない状態を指します。プロジェクトの合間の期間にこのような状態になります。
まとめ:コンサルも有給や長期休暇などの休みは取れる


本記事では、コンサルの有給休暇や長期休暇の実態、取得するためのポイント、そしてコンサルとして働く魅力について解説しました。
コンサルは忙しい時期があるものの、働き方次第では休みもしっかり取れます。
興味が出た人は、ぜひキャリアの選択肢の1つとして検討いただければと思います。



僕が27歳でコンサルになった時に使った転職テクニックは以下の記事で紹介してます↓
参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

