ITコンサルのスキルマップとは?【必要スキル10選】

ITコンサルのスキルマップとは?【必要スキル10選】

ITコンサルに興味がある」、「どんなスキルが必要なのかな?

IT業界でも特に人気が高い職種であるITコンサルタント。

ハードルが高いと思われがちですが、必要なスキルを1つずつ習得すれば誰でも活躍できます。

本記事で詳しく解説します。

コンサル侍

僕自身27歳の時に完全未経験でITコンサルになりました。転職時に使った転職テクニックを以下の記事で紹介しています↓

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目次

ITコンサルのスキルマップとは?必要スキル10選

ITコンサルのスキルマップ

ITコンサルに必要なスキルとして、以下の10項目が挙げられます。

それぞれ解説します。

  1. 論理的思考力
  2. 課題解決力
  3. データ分析力
  4. コミュニケーション力
  5. ファシリテーション力
  6. プロジェクトマネジメント力
  7. 資料作成力
  8. 調査スキル
  9. IT知識
  10. 業務知識

①論理的思考力

論理的思考力は、ITコンサルに欠かせないスキルです。

情報を体形立てて整理し、論理的にわかりやすく説明する力が求められます。

例えば、顧客の課題に対して「何が問題か」を明確にする必要があります。

数字やデータを根拠に結論を導き出すことで、説得力が増します。

論理的思考力は、顧客の信頼を得るために必須の能力と言えます。

②課題解決力

課題解決力は、ITコンサルの根幹となるスキルです。

なぜなら、コンサルの仕事は「課題を特定して解決へと導くこと」だからです。

例えば、業務効率化が求められるプロジェクトの場合、現状を分析し、根本的な原因を見つけます。

その上で改善に貢献するツールなどを提案します。

このスキルさえあれば、どんな顧客にも価値を提供できます。

③データ分析力

顧客の課題や解決策を導くにはデータ分析が必要です。

例えば、売上低迷の原因を見つけるには、大量の売上データや顧客データを分析する必要があります。

エクセルやBIツール、統計解析ソフトなどを活用することも重要です。

データ分析を行うことで、正しい答えに辿り着ける可能性が上がります。

④コミュニケーション力

コンサルは、顧客のニーズを正確に把握し、解決策を的確に相手に伝える力が求められます。

例えば進捗報告の場では、数字に基づいた明確な説明を行う必要があります。

その上で顧客の不満や要望を理解し、先回りして対応することが求められます。

このように、適切なコミュニケーションがプロジェクトの成功を左右します

⑤ファシリテーション力

ファシリテーションとは、会議の司会進行を行うスキルです。

参加者全員が意見を出しやすい雰囲気を作りつつ、議論を活性化することが求められます。

また、意見が対立する場面でも解決に導く調整力が必要です。

これにより、建設的な方向に議論を進められるため、重要なスキルです。

⑥プロジェクトマネジメント力

顧客の期待に応えるためにも、プロジェクトマネジメント力が求められます。

複数のタスクを適切に管理し、納期や予算を遵守することが重要です。

例えば、システム導入プロジェクトでは、発注者やベンダなど、複数のステークホルダーとの調整が欠かせません。

プロジェクトマネジメント力に長けていれば、大規模な案件にも柔軟に対応できます。

⑦資料作成力

資料作成力は、顧客に分かりやすく情報を伝えるための大事なスキルです。

例えば、提案書や報告書を作成する際には、複雑なデータやプロジェクトの状況を簡潔に分かりやすくまとめる力が求められます。

そのため、MicrosoftPowerPointやExcel等を使いこなすスキルは必須です。

正しく、わかりやすく伝えることでプロジェクトの円滑な進行や成功につながります。

⑧調査スキル

ITコンサルは、しばしば調査する場面があります。

例えば、最新のIT技術や業界のトレンド、活用できる公開データなど。

さまざまな調査を行います。

スピーディーに正確な情報を集めて分析することで、プロジェクトの成功につながります。

⑨IT知識

IT知識の深さは、ITコンサルの価値に直結します。

例えば、クラウドサービス、AIやIoTなど、最新技術の知識があると、顧客に効果的な提案が行えます。

ITコンサルの本業はあくまでコンサルティングなので、自分で実装できる必要はありません。

ただし、全体像を把握していることは重要なので、必ず身につける必要があります。

⑩業務知識

顧客の業界や業務内容の理解は重要です。

顧客の業務を理解した上で、適用可能なIT技術を検討する必要があるからです。

例えば、製造業なら生産管理の仕組みや在庫管理の知識が必要になります。

一方、小売業では販売管理や顧客データの活用がカギとなるでしょう。

このようにIT知識だけでなく、業務の理解に努めることが重要です。

ITコンサルのプロジェクト内容

ITコンサルのプロジェクト内容

ITコンサルのプロジェクト内容として、以下が挙げられます。

  1. IT戦略立案
  2. ITシステム導入
  3. IT技術調査

IT戦略立案

IT戦略立案は、近年ニーズが高まっている支援の1つです。

企業の事業目標を達成するために、ITで行うべき戦略を作ることが目的です。

IT戦略は企業の経営を左右するため、非常に責任が大きい仕事です。

具体的には、数年間にわたって企業が取り組むべきIT施策やそれに関わる予算などを計画します。

また最近では、IT戦略ではなく、DX戦略と呼ばれることもあります。

単なるツールとしてのITではなく、事業そのものをデジタル技術で変える、インパクトの大きな仕事です。

ITシステム導入

ITシステム導入支援では、顧客のニーズを満たすシステムを選定し、導入します。

例えば、企業が新しい基幹システムを導入する場合、まずは現状の業務を分析し、どこに課題があるのかを特定します。

その上で、課題の解決につながるシステムの要件を定め、ベンダーとコミュニケーションを取りながら、システムを選定します。

システム導入なんて直接ベンダーに任せればいいのでは?」と思われるかもしれません。

実際にはITコンサルがいることで、事業の戦略と整合性した、より効果的なシステムを選ぶことができるのです。

IT技術調査

IT技術調査は、より具体的な支援内容になります。

顧客企業では難しかったり、労力がかかったりするリサーチ業務をITコンサルが代わりに行います

例えば、「クラウドを整備したいが、AWSやAzure、GCPのどれが良いのかわからない」という相談があるとします。

このような場合、各サービスの特徴や料金、要件の違いなどを調査し、レポートにまとめて報告します。

最終的な判断は顧客に任されますが、必要な情報を効率的に集めることができるのです。

ITコンサルになる方法

ITコンサルになる方法

ITコンサルになるためのポイントは以下の3つです。

  1. コンサル特化の転職エージェントの活用
  2. 前職の経験のアピール
  3. 自分に合ったコンサル会社を選ぶ

コンサル特化の転職エージェントの活用

最近では誰もが使っている転職エージェント。

最近では「コンサル特化の転職エージェント」の利用者が増えています。

コンサル業界の優良求人が揃っており、業界に精通した担当者が付いてくれるのが特徴です。

各コンサル会社について、働き方の実態や転職の難易度など、かなり細かくアドバイスがもらえます。

コンサル侍

僕自身「MyVision」というエージェントを使ったことがありますが、担当者の知識量がすごかったです…!

イマイチな会社は素直に教えてくれたのが好印象でした笑

本気でコンサル業界を目指すなら、活用を検討してみてください。おすすめです。

参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?

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前職の経験をアピール

前職の経験のアピールの仕方は重要です。

アピールの仕方次第で、内定がもらえる可能性がグッと変わります

例えばシステムエンジニアとして働いた経験があるとします。

そのような場合は、顧客のニーズを汲み取る「要件定義」のスキルをアピールしたり、システムに関する「専門知識の広さ」をアピールしてもいいでしょう。

大事なのは、自分のリアルな実体験と絡めて具体的に語ることです。

自分に合ったコンサル会社を選ぶ

ITコンサルと言っても世の中には無数の会社があります。

なので、自分のスキルを活かしつ、やりがいを持って働ける会社を見つけましょう。

ITコンサルの中でも以下のようにいくつも種類があります。

  • IT戦略が中心の会社
  • システム開発まで担う会社
  • AIなど特定の技術に強い会社 等

社風も激しめの外資系企業と、落ち着いた日系企業では全く異なります。

転職前に情報収集をして、じっくり選びましょう。

ITコンサルのスキルマップに関するよくある質問

ITコンサルに関するよくある質問にお答えします。

  1. プログラミングができない人もITコンサルになれる?
  2. ITコンサルとSEの違いは?
  3. ITコンサルに向いている人は?

プログラミングができない人もITコンサルになれる?

プログラミングができなくても、ITコンサルになれます。主な理由は、①プログラミングをする機会は少ない、②求められるのは汎用的なスキル だからです。

参考:プログラミングができない人でもITコンサルになれる理由とは?

ITコンサルとSEの違いは?

ITコンサルは企業へのアドバイスが中心ですが、SEは実際のシステムを作ります。ただし、コンサル会社によっては両方を担っている場合もあります。

ITコンサルに向いている人は?

コンサルに向いている人の特徴として、①顧客ファーストで働ける人、②論理的に考えられる人、向上心がある人 の3点が挙げられます。

参考:コンサル適性診断ツール!30秒で簡単診断【向いている人とは?】

まとめ:ITコンサルはスキルマップを意識して学習すべし

まとめ:ITコンサルはスキルマップを意識して学習すべし

本記事では、ITコンサルのスキルマップや必要なスキル、さらにはITコンサルになる方法について解説しました。

ITコンサルは専門的な知識が必要ですが、前職での経験を活かしたキャリアチェンジも可能です。

興味がある方は、ぜひキャリアの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

コンサル侍

僕自身27歳の時に完全未経験でコンサルに転職しました。当時使用した転職テクニックを以下の記事で公開しています↓

参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

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この記事を書いた人

コンサル侍のアバター コンサル侍 ITコンサルタント

社会人4年目に完全未経験でメーカーからコンサルへの転職を成功させた、現役のITコンサルタント。
30代前半で年収1000万円達成。現在は会社の採用や教育活動にも従事。
本サイトでは、実体験に基づくコンサルの労働実態や転職方法に関する情報を発信。

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