「atカーニーって、年収が高いけど激務って本当?」、「やっていけるか不安…」
外資系コンサルの中でも人気が高いatカーニー。
華やかなキャリアと高い報酬に憧れる人が多い一方で、仕事のハードさもよく話題に上がります。
実際の働き方はどのようなものなのか。またどんな人が活躍できるのか。
気になる実態を解説します。

僕も27歳の時に完全未経験でコンサルに転職しました。転職後に辛かった実体験を以下の記事にまとめています↓
参考:コンサルの未経験中途はきつい?辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】


atカーニーは激務?気になる年収は?


atカーニーへの転職を検討する際に気になるポイントを解説します。
- 残業時間
- 激務な理由
- 平均年収
残業時間
atカーニーの平均残業時間は74.4時間というデータがあります。
一般的な企業と比べると、労働時間はかなり多い傾向です。
特にプロジェクトの納期直前などは、深夜遅くまで働いたり、休日出勤が発生したりすることもあります。
実際に働いている人は、うまく休暇を取ってリフレッシュしながら働いてはいますが、毎日17時に上がりたいという人には向かないでしょう。
激務な理由
atカーニーが激務な理由はシンプルです。
顧客からの期待値が高く、短期間で質の高いアウトプットが求められるからです。
またプロジェクトによっては、突発対応が発生することも少なくありません。
例えば、顧客からの依頼で急遽資料の修正を頼まれたり、数日でプレゼン資料をゼロから作ったり。
また複数のプロジェクトを同時進行でこなすこともあります。
なので、常に優先順位付けやタスク管理のスキルが求められます。
こう聞くと「やっぱりブラックなのか…」と思われがちですが、人によって捉え方は異なります。
激務に見合った報酬がもらえますし、成長機会が多く、その後のキャリアアップにもつながります。
たしかに大変ですが、それ以上に大きなものを得たいという人に向いている会社と言えます。
平均年収
A.T.カーニーの平均年収は1371万円とも言われています。
コンサル会社の中でも平均年収はトップクラスと言えます。
また役職別の年収推移の目安は以下です。
ビジネスアナリスト:660~750万円
シニアビジネスアナリスト:800~1,000万円
アソシエイト:1,200~1,800万円
マネージャー:1,900~2,400万円
プリンシパル:3,000万円~
パートナー:5,000万円~
年功序列ではなく、実力主義で出世が決まるため、若くして高額な報酬を得られる可能性があります。
atカーニーの激務に耐える方法


ハードワークなatカーニーで長く活躍し続けるためのポイントは以下です。
- 作業の効率化
- 強みの発揮
- リフレッシュ
作業の効率化
作業の効率化は、atカーニーの激務を乗り越えるために欠かせません。
例えば、タスク管理ツールを導入して、タスクの優先順位をハッキリ決めるだけでも、ムダな時間をグッと減らすことができます。
またチームメンバーとのコミュニケーションも重要です。
チャットやメール、対面でのコミュニケーションを使い分け、しっかりと連携を取りましょう。
もちろん、それでも作業が多いことには変わりはありません。
ただ、ちょっとした改善の積み重ねで生まれる“余裕”。
これが心身の負担を確実に減らしてくれます。
強みの発揮
自分ならではの強みを発揮すること。
これは激務の中で生き残るための大きな武器になります。
周りと違うスキルや視点を持っていれば、短時間でもチームに貢献できるからです。
例えば前職が製造業の人であれば、製造現場のリアルな課題を知っているかもしれません。
そのような業界知見は、コンサルタントとして大きな武器になります。
その他にも顧客とすぐに仲良くなる親しみやすさを持っている人は、顧客の深いニーズを引き出すことができます。
自分だけの強みをしっかり見つけて、日々磨いていくこと。
これがatカーニーのようなプロフェッショナルな環境で活躍する一番の近道です。
リフレッシュ
定期的なリフレッシュは、ハードワークな環境で働く上で重要です。
長時間働いたり、強いプレッシャーが続いたりすると、心も体も消耗してしまいます。
なので、意識的にリフレッシュすることが重要です。
例えば、昼休みにサッとお散歩をしたり、カフェで好きなドリンクを飲んでひと息ついたり。
短時間でも効果的な気分転換を取り入れている人も多いです。
またatカーニーではプロジェクトの切れ目で、数週間から1ヶ月程度の長期休暇を取る人もいます。
気合いで突っ走るだけでなく、うまくリフレッシュすることで無理なく安定して働き続けることができるのです。
atカーニーに転職する方法


atカーニーへの転職を考える際、押さえておきたいポイントを解説します。
- コンサル特化の転職エージェントの活用
- 選考対策
- 他のコンサル会社との併願
コンサル特化の転職エージェントの活用
コンサルを目指す人にとって、コンサル特化の転職エージェントの活用は有効です。
atカーニーを始めとするコンサルは選考基準が高く、独特な面接対策も求められます。
コンサル特化の転職エージェントは、選考事情に精通しており、各コンサル会社に合わせた対策をサポートしてくれます。
また一般公開されていない非公開の優良求人を有しているのも特徴です。
ホームページでは情報が得られない、あなたに合ったポジションを紹介してもらえることもあります。
なのでライバルに遅れを取らないためにも、登録しておくことをおすすめします。



僕もコンサル特化エージェントのMyVisionを利用したことがありますが、担当者がコンサル会社の生々しい実態を教えてくれました笑↓
参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?


選考対策
atカーニーの選考を突破するには、ケース面接対策がカギになります。
ケース面接とは、お題としてビジネス上の課題が与えられ、その場で解決策やあなたなりの見解を述べる面接です。
例えば、「ある企業の売上が低迷している原因を3つ挙げてください」といった質問が出されます。
そのような場合、与えられた前提条件を踏まえて仮説を立て、市場要因・競合要因・自社要因など、考えられる原因を答えます。
論理的思考力やプレゼン力が求められるため、しっかりと準備して臨む必要があります。
ケース面接の問題集を解いたり、転職エージェントに模擬面接を行なってもらうなどして慣れておくこと重要です。
他のコンサル会社との併願
コンサル業界への転職を目指すなら、atカーニーだけに絞らず、他のコンサル会社も受けるのがおすすめです。
理由は、コンサル会社によって求めるカルチャーや人物像、選考の進め方がバラバラだからです。
色々な会社を比較することで、自分にぴったり合った環境を見つけやすくなります。
例えばマッキンゼーやボストンコンサルティング、アクセンチュアなど。
どれも外資系コンサルですが、扱うプロジェクトや働き方が異なります。
選考を受ける中で「こっちの会社の方が合ってるかも」と、より自分に合った企業と出会える可能性も十分にあります。
複数社を受けることで面接に慣れることもできるので、ぜひ併願して色々な会社を見ていただければと思います。
atカーニーが激務か気になる人のよくある質問
atカーニーに関するよくある質問にお答えします。
半年でクビになる?
atカーニーでは最初の6カ月は「試用期間」としてパフォーマンスが評価される場合があるため、その期間であればクビになる可能性はあります。それ以降であれば、日本の労働契約法に守られているため、よっぽどのことがない限り、突然クビになることはないでしょう。
学歴フィルターはある?
atカーニーでは明確な学歴フィルターがあるとはされていません。ただ結果として、有名大学出身者の割合が多いのも事実です。入社するには論理的思考力などが求められるため、結果的に高学歴の人の割合が高まっていると考えられます。
中途でも入れる?
atカーニーは近年、新卒採用だけでなく、中途採用にも力を入れています。そのため、中途で入れる可能性は十分にあります。ただし前述の通り、採用基準は高いので、これまでの経験と実績をうまくアピールする必要があります。
まとめ:atカーニーは激務だけど、成長機会も多い


本記事では、atカーニーの激務さや年収、働き方の工夫、転職方法などについて解説しました。
ハードワークなどの厳しい面もありますが、やりがいやキャリアの広がりも大きい会社です。
魅力を感じた方は、ぜひ転職先候補としてご検討いただければと思います。



僕が27歳の時に外資系を含むコンサル会社3社から内定をもらった転職ノウハウを以下の記事で解説してます↓
参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

