「ベイン・アンド・カンパニーに興味がある」、「激務そうだけどやっていけるかな…?」
世界的に有名な経営コンサルファームのベイン・アンド・カンパニー。
そのチャレンジングな環境と成長機会に魅了され、転職を目指す人も少なくありません。
一方で、求められるレベルが高く、ハードワークに付いていけるか不安に思う人もいるのではないでしょうか。
本記事では、そのようなベイン・アンド・カンパニーの忙しさといった実態を解説します。

僕自身27歳の時にコンサル会社に転職しました。転職当時の辛かった実体験を以下の記事にまとめています↓
参考:コンサルの未経験中途はきつい?辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】


ベイン・アンド・カンパニーは激務度合いと年収


ベイン・アンド・カンパニーで働く際に気になる以下について解説します。
- 平均残業時間
- 激務な理由
- 平均年収
平均残業時間
ベイン・アンド・カンパニーの月間の平均残業時間は約72時間と言われています。
これは1日あたり約3.5時間の残業に相当し、戦略コンサルティング業界の忙しさを表しています。
ただし、プロジェクトによって業務量は大きく変動するため、残業時間はあくまで目安になります。
激務な理由
ベイン・アンド・カンパニーが激務と言われるのには、いくつか理由があります。
まず、ベイン・アンド・カンパニーは世界有数のコンサルティング会社であり、高い専門知識とスピード感が求められるハードな環境です。
短期間で成果を出す必要があるため、プロジェクトの進行も、クライアントとの調整も、タイトなスケジュールで進みます。
また顧客の急な要望に応えるため、夜遅くまで資料を作成したり、追加のデータ分析を行うために休日出勤が発生することもあります。
ただこれはベイン・アンド・カンパニーに限った話ではありません。
世界トップクラスの外資系コンサルに共通する傾向です。
厳しい環境だからこそ、得られる経験や成長も大きい。
短期間で大きな成長を遂げたい人に向いている環境だと言えます。
平均年収
ベイン・アンド・カンパニーの平均年収は1,339万円とも言われています。
役職ごとの年収推移のイメージは以下です。
アソシエイト:約650万~900万円
コンサルタント:約1,500万~1,800万円
チームリーダー:約1,800万~2,200万円
マネージャー:2,200万円以上
(参考:High Performer Career)
これらのデータから、ベイン・アンド・カンパニーの平均年収は1,000万円を超える高水準であることがわかります。
ただし、役職や経験年数、個人のパフォーマンスによって大きく異なる点に注意が必要です。
ベイン・アンド・カンパニーの激務に耐える方法は?


ベイン・アンド・カンパニーで長く働くためのポイントを解説します。
- 作業の効率化
- 独自の価値提供
- 意識的なリフレッシュ
作業の効率化
コンサル業界はプロジェクトの進行が速く、複数のタスクを同時にこなす必要があります。
そのため、常に効率を意識した働き方が求められます。
そのため、例えば、業務内容をテンプレート化し、同じ作業はできる限り自動化したり、移動時間にメールをチェックするなど、隙間時間を有効に活用することが重要です。
その他にもTODOを手間なく管理できるITツールを導入したり、細かな話だとショートカットキーを習得することも作業スピードの向上に繋がります。
効率化は自分の負担を減らし、コンサルの仕事を長く続けるための土台になります。
激務の中でも前向きに働き続けられるように日々効率化の意識を持つことが重要です。
独自の価値提供
ベイン・アンド・カンパニーで激務に耐えながら成長していくためには、独自の価値提供が欠かせません。
コンサル業務の中では、自分ならではの強みや発想を活かせる場面が数多くあるからです。
チームで働く中でも、専門知識や経験、独自の視点を持つことでチームに貢献できます。
例えば、前職で培った営業経験を活かして顧客にニーズを発掘したり、データ分析スキルを使って顧客の新ビジネスを検討したりするイメージです。
業界知識を活かしてチーム全体の視野を広げるだけでも、プロジェクトの成果やクライアントへの提案は格段に深まります。
他のメンバーにはない、自分だけのスキルを発揮しようとする姿勢が重要です。
中には「自分には突出した強みがない…」と心配になる人もいるかもしれません。
ただ実際には、あなたと全く同じ経験や経歴を持っている人はいません。
自分のこれまでの取り組みを振り返り、独自価値提供を模索しましょう。
意識的なリフレッシュ
ベイン・アンド・カンパニーで働き続けるには、意識的なリフレッシュが重要です。
日々の業務は精神的・肉体的な負荷も大きいため、計画的に休むことがパフォーマンスの維持に直結するからです。
例えば、プロジェクトが一区切りついたタイミングで有給休暇をまとめて取ったり、週末は趣味に打ち込んだりすることもリフレッシュになります。
またいつも一人だけで過ごすのではなく、家族や友人との時間を意識的に確保することも、心身のリフレッシュにつながります。
「激務だと休む余裕もないのでは?」と思われるかもしれません。
ただベイン・アンド・カンパニーでは一定期間の休暇取得を推奨しており、計画的に準備すれば、しっかりと休みは取れます。
意識的にリフレッシュすることは、コンサルとしての長期的なキャリア形成にも不可欠なので、積極的に休暇を活用しましょう。
ベイン・アンド・カンパニーに転職する方法


ベイン・アンド・カンパニーに転職する際のポイントを解説します。
- コンサル特化の転職エージェントの利用
- ベイン・アンド・カンパニーの選考対策
- 他のコンサル会社との併願
コンサル特化の転職エージェントの利用
最近では多くの転職者が利用する転職エージェントですが、
コンサル業界への転職を目指すなら、コンサル特化の転職エージェントの利用がおすすめです。
通常のエージェントとは違い、各コンサル会社の特徴や選考対策に精通した担当者から、具体的なアドバイスがもらえます。
さらには一般公開されていない、非公開の優良コンサル求人も紹介してもらえます。
公式サイトでは見つからない求人と出会えるチャンスがあるので、必ず活用いただくことをおすすめします。



僕もコンサル特化のMyVisionを使いましたが、担当者がコンサル会社の生々しい実態を教えてくれてかなり参考になりました笑↓
参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?


コンサル特化の転職エージェントを選ぶ際は、実績がある大手の以下サービスから選ぶのがおすすめです。
ベイン・アンド・カンパニーの選考対策
ベイン・アンド・カンパニーへの転職を目指す際、選考対策は非常に重要です。
中途採用のフローは以下と言われています。
- 書類選考
- Webテスト(GAB)
- 一次面接
- 最終面接
特に注意が必要なのが、一次面接で行われる「ケース面接」です。
ケース面接とは、与えられたビジネス課題に対して論理的に解決策を導き出く能力を評価するものです。
例えば、「企業の売上を上げるためのAIを使った新規事業を考えてください」といった問題が出題されます。
適切に回答するにはある程度の慣れが必要になるので、想定問題を解いたり、転職エージェントに模擬面接をしてもらって対策するのが良いでしょう。
その他には、ベイン・アンド・カンパニーの企業文化や価値観を理解しておくことも大切です。
同社の信条である「TrueNorth(真北)の追求」を理解し、自分の強みをどのように活かせるか、説明できるようにしておきましょう。
他のコンサル会社との併願
コンサル転職を成功させたいなら、他のコンサル会社との併願はとても大切です。
複数の企業に応募することで、本当に自分に合った環境や労働条件が明確化されるからです。
またベイン・アンド・カンパニーは人気も高く、選考の難易度もかなり高め。同時に他社も受けておくことで、リスク分散にもなります。
たとえば、マッキンゼーやボストンコンサルティング、アクセンチュアなど。
他の大手外資系コンサルを受けておくのがおすすめです。
複数社の選考で慣れておくと、面接での受け答えにも余裕が出ますし、各社の特徴の違いもリアルに感じられます。
業界全体の特徴を知るチャンスでもあるので、ベイン・アンド・カンパニー1社に絞らず、他のコンサル会社との併願も検討いただければと思います。
ベイン・アンド・カンパニーが激務だと感じている人のよくある質問
ベイン・アンド・カンパニーの気になる質問にお答えします。
クビになる?
前提として、日本にある会社では簡単にクビになることはありません。労働契約法によって、企業側は正当な理由がなければクビにできないようになっているからです。ただし、試用期間などであれば自由に契約解除される可能性も十分にあり得るのでご注意ください。
またクビにはならなくても、プロジェクトでのパフォーマンスが著しく低い場合などは、元々のポジションを失うことになりますし、その結果自ら企業を去っていく人もいます。一度のミスで突然解雇されるといった極端なことは基本的にありませんが、実力主義である点は注意しましょう。
転職の難易度は高い?
ベイン・アンド・カンパニーは少数精鋭の組織であり、採用数も少ないため、転職難易度が非常に高い傾向にあります。転職を成功させるには、十分な準備と対策を講じる必要があります。
まとめ:ベイン・アンド・カンパニーは激務だが得るものも多い


本記事では、ベイン・アンド・カンパニーの働き方や年収、激務に耐える方法、転職する方法などについて解説しました。
コンサル業界は激務である点ばかり注目されがちですが、その分やりがいと成長機会に恵まれた環境です。
興味がある方は、ぜひ転職先の候補としてご検討いただければと思います。



僕自身27歳の時に未経験でコンサル会社に転職しました。外資系含む3社から内定をもらった転職ノウハウを以下の記事で公開しています↓
参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

