「ベイカレントは激務って本当?」、「転職したいけど、働き方がキツいのはちょっと…」
大手のコンサルファームとして、近年業績を伸ばしているベイカレント。
年収やキャリアアップのチャンスに惹かれる一方で、激務やクビの噂が気になる方もいるかと思います。
本記事では、ベイカレントの働き方や離職率、クビになる可能性などについて徹底的に解説します。
転職を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

僕も27歳の時に未経験でコンサルに転職しました。転職後に辛かった体験談を以下の記事で紹介してます↓
参考:コンサルの未経験中途はきつい?辛い?【27歳でコンサルになった僕が解説】


ベイカレントはきつい?クビになる?


ベイカレントは本当にきついのか?
以下3つの観点で解説します。
- きつい時もある
- クビになることはほぼない
- 退職・離職者の共通点
きつい時もある
ベイカレントで働くと、「きつい」と感じる瞬間があります。
理由は、高い水準の成果とスピードを求められるからです。
例えば、プロジェクトの締め切りが近い時期はチーム全員で残業をすることもあります。
またお客様の要望もコロコロ変わ場合があり、その際には柔軟な対応が求められるのです。
一方で、「きつさ」は裏を返すと成長機会でもあります。
そのため、どんどん学んで成長したい人には、やりがいのある環境とも言えます。
クビになることはほぼない
結論、ベイカレントで即クビになるケースは、ほぼありません。
理由は明確で、日本の労働法によって守られてるからです。
労働契約法16条では、解雇に「客観的合理性」と「社会通念上の相当性」が必要であると定められています。
パフォーマンスが悪いから、という理由で解雇通知を出しても多くの場合、裁判で無効にされます。
そのため、企業も簡単にクビを宣告することはないのです。
ベイカレントで働く場合もその点は安心しましょう。
退職・離職者の共通点
クビにされなくても、自ら会社を離れる人もいます。
理由としては、「スピード感についていけない」、「会社の文化が合わない」というケースが多いです。
多様なプロジェクトと業務量の多さ。
またプロジェクトが変わるたびにチームも顧客もリセットされる。
この新陳代謝の速さを楽しめるかどうかが、長く続けられるかの分かれ目になります。
ベイカレントで活躍できるのは、挑戦を前向きに楽しみ、主体的に動ける人です。
自分の価値観と働き方がハマるかどうか。そこが長く続けられるかどうかの分かれ道です。
ベイカレントはどれくらいきついのか?働き方の実態


ベイカレントの実際の働き方について、以下の3点に注目して解説します。
- プロジェクトの性質(常駐型が多い)
- 平均残業時間
- 現役・元社員のリアルな声
プロジェクトの性質
ベイカレントのプロジェクトは、常駐型がメインです。
顧客の現場に入り込み、肌で業務を感じながら進めます。
例えば製造業なら、工場や研究所を行き来しながらリアルな課題を把握する。
金融業界なら、顧客とチーム一丸となって金融システムのあり方について議論する、といった感じです。
「常駐は単調で成長しにくいのでは?」という声も聞きますが、必ずしもそんなことはありません。
顧客の懐に深く入り込めるので、短期間で大きな成果を上げることにチャレンジできます。
平均残業時間
2024年2月期の公式発表によると、月間平均残業時間は22時間とされています。
これはコンサル業界の平均からいくと低い水準となっています。
一方で、この数字はあくまで全社員の数字のため、現場に出ているコンサルタントはもう少し長く働いている可能性もあります。
いずれにせよ、ベイカレントが有給取得などの働き方改革を進めていることは事実です。
現役・元社員のリアルな声
ベイカレントの現役および元社員からは、働き方について様々な意見が寄せられています。
社内の雰囲気については以下のような意見があります。
風通しがよく、意見が出しやすい環境です。立場に関わらず意見が出しやすい雰囲気があります。成長を支援する雰囲気があり、プロジェクトの中で成長していけます。(参考:コエシル)
一方で人事評価に関しては、以下のようなネガティブな意見もあります。
人事評価が不透明なこと。人事評価は定量/定性評価に基づき算出されるが、評価の係数や昇給は人事・営業担当により決まるため評価者/被評価者共に評価の背景等が分からない状態で評価を受けることになるのはやばいなと思う。(参考:コンサルキャリア)
また、労働時間や忙しさはプロジェクトによって大きく異なるとの意見もあります。
残業などの忙しさは結局プロジェクトによるところになる。長時間労働になる場合ももちろんある。
案件によってはリモートワークができるが、結局客先次第になってしまう。(参考:コエシル)
ベイカレントに転職する方法


ベイカレントに転職する際のポイントは以下の3点です。
- コンサル特化の転職エージェントの利用
- アピールする経験やスキルの検討
- 後悔しないための注意点
コンサル特化の転職エージェントの利用
コンサル業界への転職を目指すなら、コンサル特化の転職エージェントを活用するのが効果的です。
理由は、コンサル会社に関する非公開求人を多く有しているからです。
ホームページでは公開されていないポジションに応募するチャンスが生まれます。
またコンサル特化エージェントの担当者は各コンサル会社の実態を詳しく把握しています。
そのため、彼らに相談することで企業とのミスマッチも起こりづらくなります。
大手のコンサル特化エージェントは以下です。



僕自身、MyVisionを使いましたが、担当者がコンサル業界に精通しており、残業の実態なども教えてもらえました↓
参考:MyVision(マイビジョン)を僕が使った体験談!コンサル特化転職エージェントの評判は?


アピールする経験やスキルの検討
ベイカレントへの転職を狙うなら、アピールする経験やスキルがカギになります。
コンサルは幅広い業界のお客様と関わります。
そんな中で、前職の専門知識や経験をどのように活かすか、アピールする必要があります。
例えばメーカーであれば業務改善プロジェクトをリードした経験。IT業界なら、システム導入を完遂した実績など。
できるだけ具体的に説明できるようにしましょう。
「コンサル業界の経験がないと不利?」と不安になるかもしれません。ただそんなことはありません。
コンサル業界以外でも身に付く、課題解決力やコミュニケーション力、主体性など、アピールできる要素はたくさんあります。
後悔しないための注意点
転職するなら、後悔しないよう、事前の情報収集と自分の適正分析をしっかり行いましょう。
ベイカレントは基本的にプロジェクト単位で動きます。
そのため、プロジェクトによって業務内容も忙しさもガラリと変わります。
したがって、臨機応変に動ける柔軟性が欠かせません。
裁量とやりがいが大きい一方で、プレッシャーもあります。
「自分は本当にやっていけるだろうか…」
そう不安に思う人は、OB・OG訪問で生の声を聞くのが安心です。
OB・OGがいない場合は、採用担当の方に現役社員を紹介してもらうこともできるので、じっくり話を聞いてから転職を決めるようにしましょう。
ベイカレントはきつい?クビになる?と気になる人のよくある質問
ベイカレントに関する疑問にお答えします。
ベイカレントとアクセンチュアはどっちがいい?
どちらが向いているかは個人の特性次第です。例えば、ベイカレントはプロジェクトの自由度やスピードを重視する傾向があり、主体的に動きたい人には向いている環境です。一方、アクセンチュアはグローバルな案件に強く、体系化された教育制度が整備されています。
ベイカレントが高級派遣と言われるのはなぜ?
ベイカレントは客先に常駐して課題解決をサポートするケースが多いです。このように高単価で派遣的に働くことが多いことから、高級派遣と揶揄されることもあります。ただし生み出している付加価値は高いため、特に気にする必要はないでしょう。
まとめ:ベイカレントはきつい時もあるが、クビにはならない


本記事では、ベイカレントの実態や年収、働き方、転職方法について解説しました。
コンサル業界は人によって向き不向きもありますが、チャンスの広い業界です。
少しでも興味がある方は、将来の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。



僕自身27歳の時にコンサル業界に転職しました。当時使った転職の実践テクニックを以下の記事で解説してます↓
参考:メーカーからコンサルに27歳未経験で転職した方法【実体験】

